価格： 550円　レビュー評価：4.5 レビュー数：3
著者が芥川賞候補になる前から、ブログで書いていた日記をまとめたもの。
日記だから、テーマは何でもありで話も飛ぶが、
抜群の文章力（というのかなあ……）で読ませてしまう。

当時２０代の女子だった著者の、独特の感性がそのまま出ていて面白い。
芥川賞受賞作「乳と卵」も、いっぷう変わった作品だが
この日記で書かれていることも、
ちょっとした身辺雑記からブンガクの話まで、
大阪弁でぶっ飛ばしていく。
関西弁に違和感のある人は、やや引くかもしれないが
そうでない人は楽しめるはずだ。